動物図鑑・ヒメハリテンレック

ヒメハリテンレック さんのプロフィール



動物図鑑・ヒメハリテンレック

ヒメハリテンレック

アフリカトガリネズミ目(テンレック目)・
テンレック科
学 名 Echinops telfairi
英 名 Lesser hedgehog tenrec / Small Madagascar Hedgehog Tenrec
分布域 マダガスカル島
生息環境 森林地帯や草原など
体 長 13~17cm 程度
尾 長 ほとんどない
体 重 200~250g 程度

テンレックの仲間はアフリカの一部やマダガスカル島に分布しているが、ヒメハリテンレックはマダガスカル島南西部や南部に分布している固有種とされている。
別名・レッサーヘッジホッグテンレックとも呼ばれ。マダガスカル南東部にも分布していると言われている。

体はハリネズミに似ていて、体側から背部にかけては棘で覆われ、頭部も顔の部分を省いて棘で覆われている。
この棘は体毛が変化したもので、黄色や褐色などをしているが、白色に近いものやほとんど黒色のものまで変化がある。

テンレックの仲間の中では体が小さく、四肢には5本の指があり、鉤爪をもっている。
また、耳は大きいが、尾は短くて、ほとんどない。

ヒメハリテンレックは、主に森林地帯や草原などに生息しているが、サバンナや半砂漠のような乾燥した環境を好み、普段は単独で生活している。
日中は倒木の下や木の洞などで休んでいて、夜間になると活動をはじめる。
標高1300m辺りまで見られ、主に昆虫類やその幼虫、ミミズやクモなどを食べるが、稀に果実なども食べる。
また、ハリネズミとは違い、樹木にも上り、半樹上性の生活をしている。

大型のヘビやワシなどの猛禽類などの外敵に対しては、体をボールのように丸め、イガグリのようになって身を守るが、ヒメハリテンレックは変温性の原始的な哺乳類で、爬虫類などと同じで体温を保つことができない。
この為、気温の下がる3~5ヶ月程の冬季の間は、活動をやめて冬眠する。

一夫多妻で、繁殖は10月頃に見られ、食料の豊富な時期に行われる。
妊娠期間は50~65日程で、1産1~10子、普通は5~7子を出産する。

生まれたばかりの子どもの体重は8g程で、3~4週間ほどの授乳期間がある。
雌は早ければ6ヵ月程で性成熟し、野生での寿命は3~8年程度と言われているが、飼育下での寿命は10年を超え、15年を超えるものも知られている。

この他、ヒメハリテンレックは、現在のところ絶滅の危惧はないとされているが、開発による生息地の減少などが心配されている。



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