動物図鑑・シマリス

シマリス

シマリス(シベリアシマリス) さんのプロフィール


動物図鑑・シマリス
シマリス 1シマリス 2シマリス 3シマリス 4
和 名 シマリス (シベリアシマリス)
分 類 齧歯目・リス科
学 名 Tamias sibiricus
英 名 Siberian chipmunk / Asiatic chipmunk
分布域 日本や北アジアなど
生息環境 森林地帯など
体 長 12~17cm 程度
尾 長 8~12cm 程度
体 重 80~150g 程度
シマリスの仲間は北アジアや北アメリカなどに広く分布していて、チビシマリス(Tamias minimus)、アカシマリス(Tamias rufus)、ミミナガシマリス(Tamias quadrimaculatus)など、およそ25種程が知られている。
広義の意味では、これらリス科のシマリス属の総称として用いられているが、国内では、一般に北アジアに分布している本種(シベリアシマリス)を指して使われている。

●分布域・生息環境
●大きさ・特徴
●生態・生活
●繁殖・寿命
●保護状況・その他

●写真ページ


シマリスの分布域・生息環境
シベリアシマリスは朝鮮半島から中国東北部、モンゴル北部などのほか、ロシア極東地域からカザフスタン辺りにかけて広範囲に分布していて、国内には亜種であるエゾシマリス(T. s. lineatus)が北海道に分布している。
この為、国内では、エゾシマリスを指してシマリスと呼ぶことも多い。


シマリスの大きさ・特徴

シマリスの多くはリスの仲間の中では小型で、シベリアシマリスも体長は12~17cm程度しかない。
これは北アメリカに分布しているトウブハイイロリスなどに比べるとおよそ半分ほどの大きさで、アメリカアカリスに比べても少し小さい。

耳は小さく、毛色は、腹面が白色で、背の部分は茶色や黄白色、黄灰色などをしている。
背中には黒色や黒褐色の5本の縦縞と、それらに挟まれた4本の白っぽい縞が見られるのがシマリスの特徴で、名前の由来にもなっている。

また、シマリスには夏毛と冬毛があり、夏毛のほうが明るい色をしている。


シマリスの生態・生活

シマリスは、低地から山地の森林などに生息しているが、森林周辺の開けた土地や荒地、時には市街地の公園などにも生息していて、様々な環境に適応している。

普段は巣穴の周りを中心にして単独で生活していて、巣穴は樹洞を利用してつくることもあるが、ふつうは地面に穴を掘ってつくられる。

四肢は短く、穴を掘るのに適していて、巣穴の長さは2mを越えるが、4m近くになるものも多く見られ、中には9m程の長さがある巣穴もある。

また、巣穴は平均すると30平方メートル程度をカバーしていて、中には寝室と食物の貯蔵室などがつくられている。

昼間に行動し、果実や木の実、種子、草類などを食べるが、シマリスは雑食性の動物で、昆虫やトカゲ、小鳥や鳥の卵なども食べる。

半樹上性で、木登りは大変うまく、跳びはねるようにして枝から枝へと敏捷に動きまわる。

地上でも同様で、かなりすばしっこく、追いかけることは容易ではなく、まず捕まえることはできない。

秋には木の実や種子などを大量に巣穴の中に運び込み、冬には巣穴の中で冬眠する。

しかし、春まで完全に眠っているわけではなく、しばしば目覚めて、巣穴に蓄えた食物を食べ、春が訪れるまでは巣の中で生活している。

そのため、シマリスの巣の中は清潔に保たれ、食べかすや糞などの廃棄用のトンネルもつくられている。

外敵はタカなどの猛禽類やイタチなどで、危険が迫ると素早く巣穴の中に逃げ込んで身を隠す。


シマリスの繁殖・寿命

シマリスの繁殖期は主に4~6月頃に見られるが、シマリスには一夫一婦や一夫多妻などの決まった繁殖形態をもっていない。

雌は妊娠期間は28~35日程で、1産3~8子、平均すると4~5子を出産するが、生息地域によっては年に2回繁殖すると言われている。

生まれたばかりの子どもの体重は4g程で、目は閉じている。
生後20~25日程で目が開き、7週間ほどで完全に離乳する。

その後は独立していき、雌雄共に9ヵ月程で性成熟する。

また、シマリスの野生での寿命は2~5年、飼育下では7~8年から長くて10年程度と言われている。


シマリスの保護状況・その他

北海道にはエゾシマリスが生息しているが、エゾリス((Sciurus vulgaris orientis) も生息していて、本州にはニホンリス(ホンドリス/Sciurus lis) も生息している。

しかし、近年では大陸に分布しているチョウセンシマリス(T. s. barberi/同じく本種の亜種)などがペットなどの目的で持ち込まれ、これが遺棄されたり逃げ出したりしたものが、本州や北海道の一部で野生化している。

その為、固有のエゾシマリスと交雑する恐れや在来のリスを圧迫する懸念が指摘されている。

また、シベリアシマリスはヨーロッパでもドイツからフランス辺りにかけて、逃げ出したものなどが野生化していて、生態系への影響が心配されている。

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