動物図鑑・ネッタイヨロイトカゲ

ネッタイヨロイトカゲ (ヒナタヨロイトカゲ) さんのプロフィール



動物図鑑・ネッタイヨロイトカゲ

ネッタイヨロイトカゲ (ヒナタヨロイトカゲ)

有鱗目・ヨロイトカゲ科
学 名 Cordylus tropidosternum
英 名 East African spiny-tailed lizard / Dwarf sungazer / Tropical girdled lizard
分布域 アフリカ東南部
生息環境 サバンナや低木林、森林地帯など
体 長 9~10cm 程度
全 長 16~19cm 程度

ネッタイヨロイトカゲは、ケニア南部からタンザニアを経てモザンビーク中部、ジンバブエ東部にかけて分布しているヨロイトカゲの仲間で、別名・ヒナタヨロイトカゲとも呼ばれている。

体の鱗は発達しているが、尾部では特に発達していて、棘のようになっている。
体色は茶色や褐色などをしているが、青味かがったものなど、多少の変化がある。

背面はやや暗い色をしていて、しばしば背中から体側面にかけては、クリーム色の斑や淡色の帯が見られ、耳から肩まで、首の両側に沿っては暗色の縞模様が見られる。
また、体は雄の方が少し大きく、頭部も少し幅広くて、後肢の間も雌よりも広くなっている。

ネッタイヨロイトカゲは、サバンナや低木林、乾燥した森林地帯などに生息し、倒木の下や樹洞、切り株などに隠れていることが多く、空洞になった樹木の幹などを好んで生息している。
また、樹木の少ない所や、朽ち果てた木々がある地域では、外敵から身を守るため、岩の下や岩の隙間などにいることも多い。
日中に活動し、昆虫類やクモ類、ワーム類などを食べるが、特にシロアリを好むとも言われている。

爬虫類では珍しい卵胎生で、雌は1産1~4子の幼体を産む。
詳しい寿命は分かっていないが、10年程度ではないかと言われている。

このほか、体色などがよく似ている Cordylus jonesii(Limpopo girdled lizard・ジョーンズヨロイトカゲ)が、モザンビーク南西部やジンバブエ南部、ボツワナ東部、南アフリカ共和国北東部など、これらの国の国境を取り巻くように分布しているが、以前はネッタイヨロイトカゲの亜種 (C. t. jonesii)として扱われていた。
現在は独立種とされているが、ジョーンズヨロイトカゲの全長は大きくても16cm程度で、ネッタイヨロイトカゲよりに比べると少し体が小さいとされている。

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