動物図鑑・コヨーテ

コヨーテ

コヨーテさんのプロフィール


動物図鑑・コヨーテ
動物図鑑・コヨーテ1動物図鑑・コヨーテ2動物図鑑・コヨーテ3動物図鑑・コヨーテ3
和 名 コヨーテ
分 類 食肉目・イヌ科
学 名 Canis latrans
英 名 Coyote / Prairie Wolf
分布域 北アメリカの大部分から中央アメリカのパナマ西部辺り
生息環境 平原地帯など
体 長 75~100cm 程度
尾 長 30~40cm 程度
体 重 7~20kg 程度
コヨーテは北アメリカから中央アメリカにかけて広く分布していて、様々な環境に適応している。

日が暮れると仲間が集まり、遠吠えする習性があることはよく知られている。
●分布域・生息環境
●大きさ・特徴
●生態・生活
●繁殖・寿命
●保護状況・その他

●写真ページ


コヨーテの分布域・生息環境
コヨーテは、極地を省く北アメリカのアラスカからパナマの西部辺りまで広く分布している。

主に森林や開けた草原、茂みなどが点在するようなところに生息しているが、湿地や砂丘、タイガなど、コヨーテは様々な環境に適応していて、郊外の農耕地や都市周辺にも姿を現す。

ただ、競合相手となるオオカミがいるような地域では、ふつうは生息していない。


コヨーテの大きさ・特徴

コヨーテは体長75~100cm、体重は7~20kg程と幅があるが、平均すると14~15kg程の重さがある。

また、体は雄の方がやや大きいが、北方に生息しているものは、雌雄ともに体が大きくなる傾向がある。

毛色は一般に褐色だが、コヨーテには亜種が多く、灰色がかったものや黄色っぽいもの、また黒っぽいものなどと変化がある。

また、下毛が多く、寒い地域に生息しているものはかなり毛深くなっている。
腹部は白っぽく、尾は太くてフサフサと毛が生えていて、先は黒くなっている。

一見するとオオカミに似ているが、コヨーテはオオカミよりも体は小さい。
耳も大きく、鼻面もキツネのように細長くなっている。

歩いている時も、オオカミは少し尾を持ち上げるようにしているが、コヨーテは尾を垂らしたまま歩いている。


コヨーテの生態・生活

コヨーテは森林や草原などに生息しているが、様々な環境に適応していて、湿地や砂丘、耕作地や都市周辺などにも生息している。

単独やペア、或いは家族群で生活していて、オオカミのような群れをつくることは少ない。

しかし、家族単位で生活しているほか、時には血縁関係のない個体が集まって緩やかな群れをつくっていることもある。

コヨーテは主に夜行性だが、時に昼間も活動する。

肉食性で、ウサギ類プレーリードッグのような小動物を主にとらえるが、鳥や爬虫類、死肉などの他、果実などの植物質も少しは食べる。

また、コヨーテは人の住む地域の近くにも生息していて、ニワトリなどの家禽やヤギヒツジなどの家畜を襲うこともある。

行動範囲は雄で20~40平方km、雌で10平方km程度と言われているが、生息環境や食糧事情などによって大きく変化し、0.4~62平方km程まで幅があると言われている。

行動範囲は縄張りにも結びついているが、尿などによって臭い付けが行われ、縄張りが主張される。

しかし、繁殖期や子育ての間は縄張りを守るが、それ以外の時期は、オオカミほどは縄張り意識が強くないとも言われている。

競合する肉食の動物はピューマやオオカミなどだが、オオカミが少ない地域では、群れをつくりより大きな獲物を狙うこともある。

時にはオオツノヒツジドールシープなども倒すこともあるが、町の近くに生息しているものは、人の出す残飯なども食べる。

獲物をとるときは単独で追うこともあるが、コヨーテは賢い動物で、仲間を組んでリレーのように追走したりして獲物をとらえる。

走るのは速く、獲物を追うときの走る速さは時速65km程にもなるほか、持久力もあり、30~45km/h程の速さで長時間追いかけたり、移動することもできる。
また、跳躍力にも優れていて、4m程も跳ぶことができると言われている。

学名の 「latrans」 とは 「やかましく吼えるもの」 という意味だが、コヨーテは日が暮れると数頭が集まり、遠吠えする習性があることはよく知られている。

この遠吠えは明け方にも行われ、1頭が吼えると次第に他のものも加わり、しばらくの間鳴き続ける。

外敵はオオカミやピューマ、アメリカクロクマなどだが、単独でいるもの以外は、実際に襲われることは少ないとも言われている。


コヨーテの繁殖・寿命

コヨーテの繁殖期は地域によって差があるが、北方のものは1~3月頃に見られる。
繁殖は一夫一婦で行われ、その関係は長く続くとも言われている。

雌の妊娠期間は50~65日程で、1産2~12子、ふつうは4~7子を出産するが、希に19子を出産することがあると言われている。

コヨーテの巣穴は藪の中などに穴を掘ったりするが、樹洞や岩の間を利用したり、アナグマなどが掘った穴を利用することもある。

生まれたばかりの子どもは体重250~500g程で、目は閉じている。
生後10日から2週間ほどで目は開き、3~4週間ほどで巣穴から出てくるようになる。

5~7週間ほどは授乳期間があり、育児は雌雄が協力して行うが、前年に生まれた子どもが育児を手伝うこともある。

春に生まれた子どもは、秋にはひとりで狩りができるようになり、その後も雌のほとんどは残るが、雄はしばらくすると親から離れて独立していく。

雌は早ければ1年程で性成熟するが、実際の繁殖は、ペアとなって行動範囲をもった次の年と言われている。

コヨーテの野生での平均寿命は10年程度、飼育下では15年程度と考えられているが、飼育下では21年を超えるものが知られている。

また、コヨーテはイヌやオオカミとの交配でも繁殖能力のある雑種ができ、コイドッグ (Coydog) などと呼ばれている。
但し、野生下での種間交配は稀にしか起こらない。


コヨーテの保護状況・その他

コヨーテは狩猟の対象にもなっていて、家畜や家禽を襲う害獣として駆除の対象にもなっているが、分布域が広いこともあり、個体数は安定していると考えられている。

また、近年はピューマなどは生息数が減少しているが、コヨーテは環境によく適応していて、生息域を広げているとも言われている。

これは、何でも食べる雑食性のほか、多産であると共に、残った子どもが育児を助けるので、子どもの生存率が高いからだとも考えられている。

尚、コヨーテには多くの亜種が知られているが、それらについては「コヨーテの亜種」のページで紹介している。

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