動物図鑑・ヒオドシジュケイ

ヒオドシジュケイ

ヒオドシジュケイ さんのプロフィール


動物図鑑・ヒオドシジュケイ
ヒオドシジュケイ 1ヒオドシジュケイ 2
和 名 ヒオドシジュケイ
分 類 キジ目・キジ科
学 名 Tragopan satyra
英 名 Satyr tragopan
分布域 ヒマラヤ山系
生息環境 森林地帯など
体 長 55~70cm 程度
翼長 22~28cm 程度
体 重 970~1800g 程度
ヒオドシジュケイはヒマラヤ山系に分布しているキジ科の鳥で、ジュケイの中でも最も体が大きいと言われている。

雌は地味な色をしているが、雄は鮮やかな紅色の体に黒い縁取りのある白色の斑があり、大変美しい。
●分布域・生息環境
●大きさ・特徴
●生態・生活
●繁殖・寿命
●保護状況・その他


ヒオドシジュケイの分布域・生息環境
ヒオドシジュケイはキジ科の鳥で、インドやネパール、ブータンやチベットなどのヒマラヤ山系に分布していて、中国南西部やベトナム北部などにも分布していると言われている。

主に山地の森林地帯に生息していて、夏場は標高2500~4200mほどの高地で生活しているが、雪の多い冬場には1800m位まで降りてくる。


ヒオドシジュケイの大きさ・特徴
ヒオドシジュケイは体長55~70cm程度、体重は970~1800g程で、ジュケイの中でも最も体が大きいと言われている。

体は雄の方が雌よりも大きく、雌の翼長は22~24cm程だが、雄では25~28cm程の長さがある。

また、ヒオドシジュケイは雌雄で毛色が異なっている。
雄は鮮やかな紅色の体に黒い縁取りのある白色の斑点が見られ、大変美しく、名前の通り緋縅(ひおどし)の大鎧を思わせる。

一見するとベニジュケイと似ているが、頭部は黒っぽく、顔の色や羽毛の様子なども違っている。

雌は雄に比べて地味な色合いで、全身が褐色をしている。


ヒオドシジュケイの生態・生活
ヒオドシジュケイは標高の高い山地の森林地帯に生息しているが、斜面の岩場や峡谷の渓流沿いなどにも生息している。

普段は単独で生活していると考えられているが、繁殖の後には小さな家族群で見られることもある。

地上性の鳥で、早朝や夕方から夜間にかけて活動することが多い。
また、昼間は隠れていることが多いが、曇り日などは比較的よく活動すると言われている。

主に下草のある森林の中で植物の葉や種子、果実や花のつぼみなどを食べるが、昆虫なども食べる。

外敵はユキヒョウキツネなどだが、雌雄ともに羽毛の色は保護色になっていて、動かなければ分からないことが多い。

また、ヒオドシジュケイはキジ類の中でも人に馴れやすいと言われている。


ヒオドシジュケイの繁殖・寿命
ヒオドシジュケイの繁殖期は5~6月頃にかけて見られるが、標高の高いところのものは7月頃にも見られる。

この時期の雄は喉の青い肉垂などを広げ、頭部を上下させたりする求愛ダンスという行動が観察される。

繁殖は一婦一婦で行われ、巣は森林内などの地上から5~6m程か、より高い樹上につくり、小枝や木の葉などを用いてつくられる。

雌は平均すると2~3個の卵を産むが、飼育下では4~6個ほどで、野生下よりも多く産卵すると言われている。

卵は65×42mm程で、60~65g程の重さがあり、淡い黄褐色の地に赤褐色の斑がある。

抱卵は主に雌によって行われるが、雄はそのあいだ周辺を警戒するなどしている。
卵は28日前後で孵化し、数日を過ぎる頃には飛ぶことができるようになる。

ヒナは1年ほどは親と一緒に生活し、雌雄ともに2年ほどで性成熟すると言われている。

ヒオドシジュケイの寿命は詳しく分かっていないが、野生下での寿命5~10年、飼育下では15~20年ほどの寿命があると考えられている。


ヒオドシジュケイの保護状況・その他

ヒオドシジュケイは、近年までは国際自然保護連合(IUCN)の保存状況評価によって、準絶滅危惧種(NT)としてレッドリストに指定されていたが、現在では絶滅の恐れはないとされている。

しかし、開発や森林の伐採などによって生息地は分断されているほか、狩猟も大きな脅威になっていて、今後の個体数の動向が心配されている。

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