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タヌキさんのプロフィール |
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| タヌキは、国内ではニホンジカなどと共に馴染みのある動物としてよく知られているが、国外ではシベリア東部から朝鮮半島、中国東部のほか、ベトナム北部などにも分布している。 家族単位の群れで生活していて、森林地帯や二次林、藪地などのほか、耕作地や住宅地なども姿を現し、環境にもよく適応している。
タヌキの分布域・生息環境 タヌキの仲間は、日本のほかシベリア東部や中国北部、朝鮮半島などに分布していて、ベトナム北部にも分布するとされている。 国内に分布するものと大陸に分布するものは別種とされているが、タヌキの仲間は、いずれも森林や林縁、低木林や草原、湿地や藪地などに生息していて、人里や耕作地周辺などにも生息している。 沿岸部でも見られ、低地から標高3000m超える山地にも生息している。 また、タヌキは元来北東アジアに分布しているが、毛皮を目的として旧ソ連に移入されたものが野生化し、その後東ヨーロッパに広がり、現在ではヨーロッパに広く移入定着している。 タヌキの大きさ・特徴 タヌキは体長50~70cm、体重4~6kg程だが、晩秋には脂肪を蓄えて体重が増え、10kg程になることもある。 体つきは、ほかのイヌ科のものに比べてずんぐりとしていて、尾は太く、耳も丸くて小さい。 前肢に5本、後肢には4本の指があり、指行性で、歩くときは爪先で歩く。 毛は長く、背中や肩、尾には黒い差し毛が見られ、冬毛はより長くなる。 毛色は黄褐色や灰色を帯びた褐色などをしているが、稀に全身が真っ白い固体も見られる。 四肢は黒褐色で、目のまわりも黒く、一見するとアライグマに似た感じがする。 実際、アライグマともよく間違われるが、タヌキの尾には、アライグマに見られるような輪はないので、すぐに見分けることができる。 また、タヌキの目の周りの黒い部分は、目から口にかけてが黒くなっているが、アライグマは目の後方へ向かうように横方向に黒くなっている。 タヌキの生態・生活 タヌキは低地から山地の森林地帯や二次林、草原や藪地などに生息しているが、湿地帯や河川周辺などの水辺の近くでも多く見られる。 また、環境にもよく適応していて、耕作地や住宅地などにも現れるほか、標高3000m程の高地にも姿を現す。 普通はつがいや数頭の家族単位で生活しているが、若いものなどは単独でいるものも見られる。 タヌキは主として夜行性と言われていて、昼間は木の洞や岩穴などで休んでいるが、時にアナグマやキツネの巣穴などに入っていることもある。 しかし、人との接触が多いような地域では夜行性になりやすいが、タヌキは日中もしばしば活動する。 平均的な行動範囲は3.4k平方程度と言われているが、生息環境や食糧事情などによって大きく変わり、0.25~20k平方程度の幅があると考えられている。 地域によっては行動範囲が重なっていることもあるが、タヌキは特に縄張りを主張することはない。 しかし、糞は決まった場所でする習性があり、「タヌキのため糞」などと言われている。 この場所は行動範囲の中にいくつか設けられているが、互いの行動範囲が重なっているところでは複数のものが使用するため、高さも20cm程になっているものも見られる。 この「ため糞」の習性は、行動範囲を共有する互いのコミュニケーションをとるために役立っていると考えられている。 食性は雑食性で、小型の囓歯類やカエル、ヘビ、トカゲ、魚、カニ、鳥などのほか、昆虫や果実、球根など、タヌキは何でも食べる。 イヌ科の中では木登りもうまく、時には柿の木などに登って実を食べたり、人家の近くで残飯などを食べたりもする。 タヌキは冬眠をすることはないが、積雪の多い寒い地方のものは冬に穴ごもりすることもあり、秋には体重が50%程も増えるものもいる。 性質はおとなしいというよりは、むしろ臆病で、猟師が撃った銃声の音に驚いて気を失ったりする。 その後、気を取り戻して逃げ去ることから、死んだふりや寝たふりをすることを「タヌキ寝入り」と言っているが、このような擬死はアナグマなどでも見られる。 その為もあってか、タヌキはアナグマともよく間違われるが、タヌキは指行性だが、アナグマはイタチ科に属していて、蹠行性で、歩く時は足の裏を全部つけて歩く。 また、タヌキの毛は上質で筆などにも用いられるが、アナグマのものはそれより劣っている。 しかし、国内ではタヌキのことをムジナと呼ぶこともあるが、地方によってはアナグマのことをムジナと呼ぶので、よく混同される。 また、俗に言う「タヌキ汁」とは、普通はアナグマの肉のことで、タヌキの肉は非常に獣くさい。 外敵はオオカミやオオヤマネコなどのほか、大型の猛禽類に襲われることもある。 この他、タヌキは自ら巣穴を掘ることはなく、樹洞や倒木の下、岩の隙間などを利用するが、人里近くなどでは民家の軒下や床下、廃屋などを利用することもある。 しばしばアナグマやキツネの古巣なども利用するが、この時も、巣穴を広げることは稀で、土を掻き出す程度しかしない。 タヌキの繁殖・寿命 タヌキの繁殖期は1~4月頃に見られ、雌は妊娠期間59~64日程で、1産1~19子、普通は5~7子を出産する。 生まれたばかりの子どもの体重は60~115g程で、目は閉じていて、ほとんどは黒っぽい毛色をしている。 目は10日程で開き、育児は雌雄によって行われる。 授乳期間はふつう30~40日程だが、長ければふた月ほどのあいだ授乳される。 子どもは4~5ヵ月程で独立し、雌雄共に9~11ヵ月程で性成熟するが、実際の繁殖はこれよりも遅くなる。 また、タヌキは一夫一婦と言われているが、一夫多妻であることも報告されていて、飼育下では、1頭の雄が4~5頭の雌と交配することが観察されている。 飼育下での寿命は10年を超え、長いものでは14年のものも知られているが、野生での寿命はそれよりも短く、6~8年程度と言われている。 タヌキの保護状況・その他 タヌキは上質な毛皮や食用として狩猟されてきたが、現在のところ絶滅の恐れはないとされている。 尚、タヌキはタイリクタヌキとニホンタヌキに別けられているが、それぞれに次の亜種が知られている。 タイリクタヌキ (Nyctereutes procyonoides)
また、タイリクタヌキは、アムール川流域に分布するN. p. amurensis、ロシアに分布するN. p. kalininensis(カリーニンタヌキ)、中国ヤンツー渓谷のN. p. sinensis、中国南東部のN. p. stegmanni などを別亜種とする場合もあるが、現在は基亜種と同じと考えられている。 二ホンタヌキ (Nyctereutes viverrinus)
近年は、二ホンタヌキを独立種としてとらえているが、タイリクタヌキの亜種・N. p. procyonoidesとN. p. albusとする意見も根強く、その場合、ホンドタヌキはタイリクタヌキの基亜種と同じとされる。 また、二ホンタヌキをタイリクタヌキの別亜種・N. p. viverrinusとする意見もあるが、その場合でもエゾタヌキとホンドタヌキを同亜種・N. p. viverrinusとする意見も支持されていて、二ホンタヌキに関する分類については、更なる研究が待たれる。 |
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