動物図鑑・オシドリ

オシドリ

オシドリ さんのプロフィール


動物図鑑・オシドリ
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和 名 オシドリ
分 類 カモ目・カモ科
学 名 Aix galericulata
英 名 Mandarin duck
分布域 日本やアジア北東部
生息環境 河川や湖沼など
全 長 41~49cm 程度
翼開長 65~77cm 前後
体 重 450~700g 程度
オシドリはアジア北東部に分布している小型のカモで、雄の特徴ある色合いから、国内でもよく知られているカモ類のひとつになっている。

全国で繁殖する水鳥だが、気温の下がる冬季には、北方のものは暖かい地方へ移動して冬を過ごす。
●分布域・生息環境
●大きさ・特徴
●生態・生活
●繁殖・寿命
●保護状況・その他

●写真ページ


オシドリの分布域・生息環境
オシドリは、中国北東部からシベリア東部、日本や朝鮮半島などに分布していて、国内では北海道や本州、九州などで繁殖し、冬には主に西日本へ移動して越冬する。

山地の渓流や森林の中にある湖沼や池などに生息しているが、冬には平野部の河川や湿地などでも見られる。

また、オシドリはヨーロッパなどでも野生下で繁殖しているものもいるが、これらは移入定着したもので、元来は分布していない。


オシドリの大きさ・特徴
オシドリは全長41~49cm前後、翼を広げると65~77cm程で、コガモよりは大きいが、カモ類の中では小型になる。

オシドリは雌雄で大きく色が違っている鳥で、よく知られているように、雄は特徴的な色合いをしている。

雄の羽毛は全体にはっきりと色分けされていて、目の上は幅広い眉斑のように白く、喉から首にかけては赤橙色の飾り毛がある。

頭部の羽毛は冠羽状になっているほか、羽の一部(三列風切の一部)はオレンジ色で、舟の帆のようでかなり目立つ。
この羽は「イチョウ羽」などと呼ばれていて、この特徴ある羽によって、オシドリの雄であることを見誤ることはない。

一方、オシドリの雌は全体に落ち着いた色合いで、背中は灰褐色で、体側には白い斑がある。
頭部も淡褐色だが、光によっては青みのあるような灰色にも見え、目の周りは白く、その後ろにも白い筋が見られる。

また、雄の嘴は赤いが、雌の嘴はふつう灰黒色のような色をしている。


オシドリの生態・生活
オシドリは山地の渓流や森林の中にある湖沼や池などに生息しているが、視界のよいところよりも、水辺の縁に低木が茂り、水面に樹木が覆い被さるようなところを好む傾向がある。

また、冬には平野部の河川や湿地、耕作地などでも見られ、淡水域に多い鳥だが、河口や内湾、時には市街地にある大きな池などでも見られる。

大きな群れをつくることもあるが、ふつうは小さな群れで生活していて、警戒心が強く、水辺に生える木の下に隠れていることが多い。

オシドリは日中も活動するが、昼間は休んでいることが多く、他のカモ類よりも木の枝にとまって休んでいることも多い。

主に早朝や夕暮れ時などに活動し、植物の種子や実などを食べるが、小魚や昆虫類なども食べる。

地上でも水の中でも採餌し、春から夏には水生植物の他、昆虫類や魚類、カタツムリやカエルなどの両生類などを主に食べ、秋や冬には、主にカシやシイ、ナラなどのドングリや穀類など、オシドリは一年を通して様々なものを食べる。

外敵はタヌキキツネカワウソやイタチ、猛禽類などで、ヒナはヘビに襲われることもある。


オシドリの繁殖・寿命
オシドリの国内での繁殖期は4~7月頃で、山地の渓流や湖沼周辺などの森林内で行われる。
繁殖は一夫一婦で行われ、ペアは冬の間に形成される。

巣は森林内の樹洞などが利用され、雌は9~12個、ふつうは7~10個ほどの卵を産む。
抱卵は雌が行い、卵は28~30日程で孵化する。

孵化したヒナは、地上からの親の呼びかけに応じ、樹洞から自ら飛び降りて地上に降りる。
地上に降りたヒナは、親に連れられて水辺に行き、採餌するようになる。
ヒナは40~45日程で飛べるようになり、その後しばらくして独立する。

オシドリの詳しい寿命については分かっていないが、野生下では6~10年、飼育下では10~15年ほどの寿命があるだろうと考えられている。

ところで、仲の良い夫婦などを「オシドリ夫婦」と呼ぶことがあるが、オシドリは毎年同じ相手と繁殖すると言われているが、毎年違う相手と繁殖するとも云われていて、はっきりしたことは分からい。


オシドリの保護状況・その他

オシドリの個体数は安定していると考えられていて、国際自然保護連合などでは、現在のところ絶滅の恐れはないとしている。

しかし、かつてはモンゴルにも生息していたと言われているほか、国内では生息数が減少傾向にあり、自治体によっては絶滅危惧種や準絶滅危惧種、危急種などに指定している。

オシドリはマガモカルガモなどのように狩猟の対象になっていないことから、主な原因は生息地の減少などが考えられているが、オシドリは周りに樹木が茂る湖沼などに生息することから、そのような環境の保護が求められている。

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